物事を合理的に考える思考法をロジカルシンキングと呼びますが、ロジカルシンキングをしようと思っても、実際に行うことは難しかったりします。
ロジカルシンキングはビジネスでは非常に重要で、他人を説得するときや戦略を立てることに役立ちます。
この記事では、ロジカルシンキングを行うためのフレームワークを紹介していきたいと思います。
【目次】
ロジックツリー
5W1H
So Why・So What
PREP法
最後に
ロジックツリー
ロジックツリーは、問題に対して問いかけを繰り返し、整理・分析をするためのフレームワークです。
ロジックツリーでは、特定の問題・課題に対して、「なぜ」「どのようにして」と繰り返し問いかけを行い、論理的に掘り下げていくことができます。「なぜ」「どのようにして」と繰り返し問いかけを行うことから、「Whyツリー」「Howツリー」と呼ばれることもあります。
問いかけを繰り返し行うことによって、どのような点が問題なのか、問題を解決するためにはどうしたらいいのかが論理的に理解でき、問題・課題を解決するために必要なものを掴みやすくすることができます。
5W1H
フレームワークをよく知らないという方も5W1Hという言葉を知っている方も多いのではないでしょうか?
5W1Hとは
一番重要なことを先頭にもってくるニュース記事を書くときの慣行である。欧米ではふつう「Five Ws」、「Five W's and One H」、または略して単に「Six Ws」と呼ばれるが、日本では更に「1H」を足して「5W1H」(ご・ダブリュ・いち・エイチ)とし「六何の法則」とも呼ばれる。
(Weblio辞書より引用:https://www.weblio.jp/content/5W1H)
5W1H とはそれぞれ、
When:いつ
Where:どこで
Who:だれが
What:何を
Why:なぜ
How:どのように
を指します。
5W1Hは日常生活でも使われますが、もちろんマーケティングにも生かすことができます。マーケティング戦略を策定するときに、5W1Hで抜けている箇所がないかを確認し、戦略をたてなおしたり、マーケティングの成果が予想しなかった時は分析するなどに使うことができます。
また、5W1Hはその順番も重要です。
必ず、「Why→How→What」の順で考えましょう。
そうすることで、物事の本質から考え始めることができます。
5W1Hは非常に幅広い分野で使うことができるフレームワークなので、絶対に覚えておきましょう。
So Why・So What
So Why・So Whatとは、仮説を無数に立てて、繰り返し検証することによって、一見しただけではわからない本質的な問題を把握するためのフレームワークです。
So Why・So Whatは、問題・課題に対して繰り返し質問をする点でロジックツリーと似ていますが、ロジックツリーはあくまで問題・課題を分解・理解するためのフレームワークです。
So Why・So Whatは、質問を繰り返して問題・課題の本質を把握するためのフレームワークで、ロジックツリーよりも深い理解をすることができます。図式化する必要などもないため、日常生活で疑問に思ったことに対して使うことによって、ロジカルシンキングを磨くことができるので是非試してみましょう。
PREP法
PREP(プレップ)法とは、最初に結論を述べ、最後にまとめとしてもう一度結論を述べる構成を用いた文章作成方法のことを指し、
・Point(結論)
・ Reason(理由)
・ Example(例)
・ Point(要点)
の略です。
PREP法を用いることにより、説得力があり、読んでいてわかりやすい文章を作成することができます。また、分かりやすい文章を作成できるだけでなく、文章の構成がすでに出来上がっているので文章を書くのに迷うことが少なくなります。
最初に要点を伝えることで読み手にストレスを与えることなく文章を読んでもらえ、文章作成の手間を軽減することができます。PREP法を用いることで論理的な文章を簡単に作成できるので、ぜひ試してみましょう。
文章を書く際に、PREPのピラミッドで考えるとより分かりやすいでしょう。
最後に
いかがでしたでしょうか、今回はロジカルシンキングでよく使われるフレームワークをご紹介しました。
フレームワーク自体も優れたツールではあります。
ですが、最も大事なことは瞬時に物事を合理的に考えることです。
それは、自身の頭の中で論理的に組み立てなければなりません。
何度も何度もこのフレームワークをアウトプットすることで、皆さんの思考のスピードと質が向上するはずです。
是非、日常のあらゆる場面でここで紹介したフレームワークを使い倒してみてください。