Dec 22, 2021 10:41:50 AM | 3 Min Read

APIを活用してデジタル広告を配信する方法

Posted By
日比野嘉昌
Share
APIを活用してデジタル広告を配信する方法

近頃「Cookieレス」や「IDFAレス」などをよく目にするようになったのではないでしょうか。今までのデジタルマーケティングにおいて必要不可欠であった3rdPartyCookieやIDFA は、Cookie規制により利活用が今後ますます困難になっていくことを指しています。この規制によって大きく影響を受けるのがデジタルマーケティングの広告配信。Cookie規制に伴って1stパーティデータ(顧客情報)を活用した広告配信の需要は増えていくとともに、Cookieに頼らないデジタル広告の配信施策を見据えて取り組むことが重要になっていきます。

Cookieに頼らないデジタル広告の配信はゼロパーティデータ1stパーティデータの活用だけではありません。
マーケティングに携わる方なら一度は「API」と見たり聞いたことはあるのではないでしょうか

APIと見たり聞いたりすると「システムは苦手」「エンジニアじゃないから」と敬遠される方は多いことと思いますが、これからのマーケティング活動に必要になることと思いますので参考にして頂ければ幸いです。

今回は、Cookieに頼らずデジタル広告の配信が可能になる施策の1つとしてAPI(Application Programming Interface)を活用したデジタル広告の配信についてまとめていきます。

      【目次】
         APIとは
         Web APIの利活用
         まとめ

APIとは

APIとは Application Programming Interface(アプリケーション・プログラミング・インターフェース)の頭文字で、Interface(インターフェース)は、何かと何かをつなげる、異なる機器や装置をつなげる「接点」の意味を持ち、分かりやすく言うならば、ソフトウェアとソフトウェアがプログラムを共有するための接点になります。

APIを活用して「機能や情報、データを公開しているソフトウェア(コンピュータを動かすプログラム)」と「その機能や情報、データを使いたいソフトウェア」を連携することができ、コンピュータを動かすプログラムであるソフトウェア同士をAPIを通じて一部の機能をつないだり、組み合わせたり、埋め込んだりすることをAPI連携と言います。

API連携を利用することによって、ソフトウェアのアプリケーションを1から開発せずとも、他のソフトウェアのアプリケーションと連携し、機能拡張することが可能になります。

APIの種類はいくつかありますが、その中でもよく知られていて利活用されているのはWeb APIになります。

Web APIとはWebで公開されているAPIの種類で、使いたいソフトウェア側が機能や情報、データを取り込むことによって利用できるAPIになります。

Web APIの大きな特徴としては、ソフトウェアの機能や情報がWeb上に公開されている点になります。公開されていないものもありますがWebで公開されている機能や情報が多く誰もが使え、利用できるため1からソフトウェアを開発しなくとも、API連携により一部の機能を取り入れることで開発工数やコストを削減できる点があげられます。

また、中にはデータを公開しているソフトウェアもあるためこのデータを利活用できるという点があげられます。また、公開されているWeb APIは無料で利用できることが多いためエンジニアやプログラミングに詳しい方が社内にいると利活用の幅が拡がるため業務作業の工数削減にもつながる点もあります。

Web APIで利用されることが多いのは、GoogleやYahoo、Facebook/Instagram、TwitterのAPIなどがあります。

Web APIの利活用

無料で使用でき公開されているWeb APIは、デジタルマーケティングの広告配信にも利活用することができます。具体的にどのような活用方法があるのか下記でまとめていきます。

お天気予報API
お天気予報APIは下記だけではなく、他多数ありAPIを無料で公開していますので利用しやすい形式や取得したい情報などで、どのAPIを活用するか選ぶとよいと思います。

●気象庁公式天気予報API

政府標準利用規約に準拠していることが前提にはなりますが、活用することが可能です。
実際に利用する際は下記ページを参照し違反が無いようにしなければなりません。

気象庁ホームページのコンテンツの利用について
参考URL:https://www.jma.go.jp/jma/kishou/info/coment.html

どんなデータが活用できるかというと日本各都市の天気予報や降水確率、最低・最高気温などになります。

参考URL:https://www.jma.go.jp/bosai/forecast/

●Open Weather Map API

日本の都市だけでなく、世界の各都市の各気象データを無料APIで提供されています。

Webサイト
https://openweathermap.org/

APIについて
https://openweathermap.org/api

●天気予報API ※有料
日本各都市の天気予報や降水確率、最低・最高気温に加えて季節的な要因に関するデータを利活用することが可能になります。
・紫外線指数
・素肌乾燥指数
・花粉情報
など
http://tenkiapi.jp/

お天気予報APIを使って天候に関わる天気予報や降水確率、最低・最高気温や有料ではありますが、紫外線や素肌乾燥指数、花粉の飛散状況などのデータを取得し、Google Ads API(旧Adwords API)やFacebook広告API(マーケティングAPI)とAPI連携しシステム構築することによって、各広告配信プラットフォームを管理することができるため、広告配信プラットフォームでは不可能な配信条件を実行できるようになります。

例えば、気象や天気、環境指数によって売上や集客などに影響があるサービスや商品を提供している場合
・特定の天気予報の地域にいるユーザーのみに広告を配信する
・特定の天気予報によって自動的に広告を停止、配信またはクリエイティブを出しわける
・気温が何度以上や何度以下の予報の場合にのみ特定のサービスや商品の広告を自動的に配信する
・降水確率の予報に合わせて店舗集客につながるように広告テキストの商品金額や割引金額を自動的に変更し配信する
など、APIのデータを利活用したデジタル広告の配信方法は様々考えられます。また、タイムリーに変化する予報や指数のデータに合わせたデジタル広告の配信が可能になるため、手動や時間帯配信設定では届けることができなった広告をユーザーへ届けることが可能になるのではないでしょうか。

まとめ

APIを利活用するためには、システムやプログラミングに詳しい方が社内に在籍していたり、自分である程度学習したり、協業企業へ開発依頼する必要があるかもしれません。

ですが、APIを活用した広告配信は、今後のCookieレスが加速するデジタルマーケティングの施策の1つとしてとても重要になってくると思います。今回はお天気予報APIの利活用に焦点をあててまとめてきましたが、利活用できるAPIはたくさんあります。様々なAPIのデータを活用することによって、新しい広告配信のターゲティング条件を創造することが可能になるかもしれません。

また、APIを活用することは、広告配信を自動的に管理・制御できることやターゲティング条件を増やすことができること、作業工数の削減にもつながる点などメリットもたくさんあります。マーケティング活動に携わる方であれば、今からでもAPIを利用するとどんなことができるのか情報収集し活用することをおすすめします。

        スクリーンショット (Note)

Topics: デジタルマーケティング, digitalmarketing, webマーケティング, ビッグデータ, api, Mediaplan