デジタルマーケティングには多くの種類があり、その中でもメールマーケーティングは低コストで始めることができ、高いROIが期待することができます。
広告の配信などがメインのデジタルマーケティング中では軽視されることもありますが、SNSを利用していない人でもメールを利用していることは多いので、普段はリーチできない層にリーチできるのも魅力的です。
しかし、メールマーケティングの一番のメリットは、顧客との接点を増やせる点です。既に関係を持っている人にメールマーケティングを行うことが多く、既存顧客の維持やロイヤルカスタマーを増やす施策としてもメールマーケティングは最適です。
この記事では、メールマーケティングとはどのようなものか?ということと、電通ダイレクトが実際に行っているメルマガの運用方法をお伝えいたします。
本記事を読むことで、
✅メールマーケティングのメリットを知る
✅一般的なメールマーケティング手法を知る
✅メールマーケティングの運用における注意点を知る
ことができると思います。
それでは是非最後までお読みくださいませ!
【目次】
メールマーケティングとは?
メールマーケティングの種類
メルマガ
ステップメール
セグメントメール(ターゲティングメール)
顧客との接点を増やすのに最適!
電通ダイレクトでのメルマガ実施例
コンテンツの工夫
体制面
メールマーケティングとは?
メールマーケティングとは、メールを用いて既存顧客などにアプローチするマーケティング手法のことを指します。
メールマーケティングと一口に言っても、目的に応じていくつかの種類があり、必要に応じて使い分けることで効果を高めることができます。
メールマーケティングはデジタルマーケティングの中では古いツールで効果が薄いと思われていることが多いですが、既存顧客にアプローチするには最適のツールです。新規顧客の獲得は難しいですが、プラットフォーム上に溜まったデータを活用することで、既存顧客の売上増加や休眠顧客を呼び戻すことなどが可能です。
新規顧客の獲得コストと既存顧客の維持コストは4~10倍ほどの開きがあり、将来の収益確保の観点から「既存顧客」の価値見直しが再評価されており、メールマーケティングはそのための施策としてとても効果的です。
メールマーケティングの種類
メールマーケティングは目的に応じて様々な種類があり、適切なものを選ぶことによって効果を発揮します。
ここでは、メールマーケティングの種類とどのような場面で使ったほうがいいかを解説していていきたいと思います。
メルマガ
メールマガジンはメールマーケティングでもっとも一般的な方法で、サイトの会員などに一斉にメールで情報を送ります。
メールマガジンでは新商品の紹介やキャンペーンなどの紹介に用いることが多く、タイムリーな情報を届けることで顧客との接点を保ったり、情報の周知を目的に行うのに向いています。
ステップメール
ステップメールとは、特定の顧客に対して、段階的にいくつかのメールを送る方法です。
ステップメールの代表的な使い方として、新規登録した会員にサイトの情報を段階的に送ることで、サイトの使い方などを発信する方法です。他にも資料請求した顧客に対して、追加の資料を段階的に送付したり、セミナーなどの紹介をしてコンバージョンにつなげるといった使い方もあります。
セグメントメール(ターゲティングメール)
セグメントメールは、メールを送る相手を一定のセグメントに分けて、セグメントごとに異なる情報のメールを送る方法です。
女性向けアパレルECサイトであれば、年齢や購買履歴などを基にセグメント分けし、メールでおすすめ商品などをそれぞれに送るといった使い方があります。顧客に対して適切な情報を届けることができるので、コンバージョンにつながりやすく、ユーザーの反応に期待できます。
顧客との接点を増やすのに最適!
メールマーケティングの一番のメリットは、顧客との接点を増やせる点です。
メールマーケティングを行わないと、ECサイトなどで商品を購入してくれたユーザーに対して再度アプローチする手段は広告しかなく、既に接点を持っているのにも関わらず広告費をかけなければいけません。
接点を増やすことによって、広告費を抑えて顧客とコミュニケーションをとり、こちらが伝えた情報をより効率的に顧客に対して伝えることができます。
メールマーケティングを用いれば、費用をかけることなくアプローチすることができるのに加え、サイトの特徴やストーリーを伝えることによってファンになってくれる可能性もあります。
電通ダイレクトでのメルマガ実施例
電通ダイレクトでも接点のあるお客様へメルマガを配信しております。
デジタルマーケティングの最新情報など独自の観点でお伝えすることで大変好評をいただいております。
実際に運用しているチームではどのような目的で情報を届けているのか、また運用を行うにあたっての工夫などをお教えいたします。
ぜひ参考になさってみてください。
メルマガの目的設定
電通ダイレクトのメルマガは、既存顧客へ情報を届けることを目的として、プロジェクトの取り組みを始めました。
それまでは、顧客のもとに媒体情報のアップデートや、最新のソリューション情報が届くのは、定例報告会やメール連絡による営業担当者からのアプローチのみでした。
しかし、マーケティングチームから顧客宛に直接情報を届けることで、情報伝達のスピードアップ、プッシュ型の情報伝達手段が増えることで営業活動の円滑化、顧客と営業担当者が同じ情報に対して施策を検討する機会の創出を図りました。
コンテンツの工夫
営業担当者が社内で情報を得るタイミングと、大きく時間差が生じないうちに顧客に知らせたい情報を厳選してお届けすることを心がけています。
そのため、デジタル広告配信における主要媒体のアップデート情報は毎回の必須コンテンツとしています。
デジタル広告は仕様の変更が多くて速いため、顧客にとって重要な変更をいち早くお届けし、内容に応じたアクションに繋げていきたいと考えています。
また、その他にはニュースリリースやセミナーレポート、電通ダイレクトの強みのひとつであるアフィリエイト情報や、事例などのコンテンツがあります。
これらは、情報鮮度が高く、現場の業務の実例を中心に構成するようにしていて、顧客にとって役立つ内容を検討して随時更新しています。
体制面
現在は8名体制でプロジェクト運営に取り組んでいます。企画、コンテンツライティング、ビジュアルデザイン、配信システムの設定と、大きくは4つの機能に対して、それぞれ役割分担をしています。
顧客に情報を届けるメルマガを作りたい、という想いから、全社向けに募集をかけて、応募してくれたメンバーが中心となってチームが出来上がりました。今後はコンテンツ拡充に合わせてメンバーの増員を予定しています。